コラム| 名古屋市中区栄で歯科・歯医者をお探しの方は医療法人豊峰会 仲尾歯科 栄診療所まで

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【本当はどうなの歯の話 vol.8】歯が“しみる”

2023年5月9日


また“しみる”

話の続きに話を戻して 知覚過敏なんですがこれがまた大変な問題の症状です

だいたいの場合知覚過敏といえば象牙質知覚過敏で 本来なら歯茎の肉に包まれている歯の根っこの部分が
歯茎が痩せてくることによって口の中に出てきてしまうことによって
冷たいとか熱いとか擦られるといった様々な刺激に対して反応してしまうようになるのが 象牙質知覚過敏です
象牙質知覚過敏では その口の中に出てしまったところを何かでカバーすれば“しみる”のを止めたり 軽減することが出来ます

じゃあ別に最初に書いた 大変な症状ってたいしたことないんじゃないかと思われた人もいたかと思いますが たしかにそれで治まってしまえばたいしたことは有りません

ただ 知覚過敏の原因は 象牙質知覚過敏だけではないのです 知覚過敏とは歯の感覚が敏感になる状態なので
ある意味で言えばVol.7で説明した破折も知覚過敏といえるかもしれません
そうなるとなかなか知覚過敏という処置はややこしいと思えてきたのではないでしょうか そうなんです なかなかややこしいんです

その上 知覚過敏の症状は今までの説明だけでは説明のつかない歯にもおきるのです なぜか急に歯が“しみる”んです
これが実は一番厄介な知覚過敏なのです この知覚過敏はVol.6でも書いた 食いしばり 歯ぎしり 異常な噛み合わせ
に起因することが多いのです

じゃあなぜ厄介な知覚過敏なのか 食いしばりや歯ぎしりは“癖” 異常な噛み合わせは“無自覚” だからです
癖はそう簡単にはやめられません 無自覚の状態に気がつく人はほとんど皆無です この二つの“癖”“無自覚”により
ある特定の歯に以上に力がかかった場合 歯を支えている場所に炎症が起きその結果としてその歯に知覚過敏が起こってしまうのです
ですからその歯は外見上は全く異常が無いのに“しみる”という厄介なことになります
改善策としては マウスピース 噛み合わせの調整などとなるでしょうか 疼痛緩和に効果のあるレーザーも一つの手段でしょう

あなたの歯“しみて”ませんか?

次からは また少し違う話題に移ろうかと思います お楽しみに

 
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