コラム| 名古屋市中区栄で歯科・歯医者をお探しの方は医療法人豊峰会 仲尾歯科 栄診療所まで

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【本当はどうなの歯の話 vol.3】歯磨きについて②

2021年12月7日

「シャカシャカシャカシャカ」
気持ちのいい朝の風景って感じですよね。
ただそれが皆さんの勘違いだとしたら―――

 

歯磨きのポイントが「樽」なんです。何のこっちゃって言われそうですが、歯の形が樽なんです。
真ん中辺りが膨らんでいて上と下がすぼまってるあれです。よく見てもらえば前歯も奥歯もどの歯もそんな形なんです。

 

皆さんに歯ブラシを持ってきてもらって、歯磨き指導という時間を取らせていただくことがあります。その時皆さんは大体樽の上の方をゴシゴシと磨きます。一生懸命磨いてくださいと伝えれば伝えるほど、親の仇か何かかのようにそれはそれは必死に磨かれます。見ていて申し訳ないような気にさえなってきます。

 

本当に磨くべきところはそこじゃ無いんです。下側なんです。歯でいうところの歯と歯茎の境い目なんです。そこに歯ブラシ当てて磨かなきゃダメなんです。

 

なぜでしょうか?
歯の上側のすぼまっているところは、食事の時に繊維質のものをよく噛んで食べるとそれだけで汚れはほとんど取れてしまっているんです。なのに皆さんはそんなところを必死になって磨くんです。
「意味なし」とまでは言いませんが、時間も歯ブラシももったいないと思いませんか?

 

さあ、その下側を磨いてもらいましょう。
シャカシャカシャカシャカ気持ち良さそうにって、実はそれでは磨けないのです。シャカシャカと音がする磨き方は歯ブラシを大きく動かしすぎているのです。そうやって磨くと歯茎が切れて傷になり痛みがあるはずです。歯ブラシは歯茎のところを磨いてもらわなければ意味が無くなってくるので、なるべく小刻みにふるわすようにこすって磨かなければ怪我します。
ゴシゴシシャカシャカすると歯ブラシのダメになるのも早いし、汚れが取れないし、怪我するし、良いこと無いんです。そのことも皆さんの勘違いポイントかもしれませんね。

 

明日からも皆さん、シャカシャカシャカシャカ磨きますか?

 

次回ももう一度歯磨きの話をさせてもらいます。ちょっと皆さん飽きてきたかな?

 
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