【本当はどうなの歯の話 vol.5】歯が“しみる”
2022年7月29日
「歯が“しみる”んです 虫歯ができちゃったみたい」
こんなコメントよく患者さんから聞くコメントです
“しみる”=“虫歯”
そう思われている方とても多いんです ただ本当に虫歯なのでしょうか?
逆に虫歯ならちゃんと処置をすれば結構簡単に“しみる”のを止めることができます
ですので 今回から数回は歯が“しみる”をお話させて貰おうと考えています
歯が“しみる”と言った時にいろんな事が考えられます
虫歯
歯の破折
知覚過敏
食いしばり 歯ぎしり
異常な噛み合わせ 等々
他にもいろいろありますが 代表的なものはそういった事が考えられます
ではまず虫歯から説明させてもらいましょう
“虫歯”言わずと知れた歯の病気です 歯はカルシウムなどの成分で作られています
お酢の中に卵を浸けると卵の殻が溶けるという実験をご存知でしょうか? お酢の酸によってカルシウムが溶けたので卵の殻が溶けるのです
これと同じ原理なんですが 歯もカルシウムやアパタイトなどの酸によって溶かされてしまう成分で作られているので
溶けて穴があくことがありそれが虫歯です
歯の中には神経や血管の走っている部屋があります 溶けた穴が大きくなりその部屋に近くなって来ると“しみる”のです
じゃあその溶けてる部分を取り除き そこを何かでカバーすれば“しみる”のを止めることが可能なのです
なのではじめに結構簡単に止めれますと書いたのです
あなたの“しみる”が虫歯ならいいのですが 他のかも
次は他の“しみる”をお話させてもらいます